Security Index

セキュリティやソフトウェアについてのあれこれ

Linux向け管理ツール Webmin ゼロデイ脆弱性 バックドアが設置される エクスプロイトコードも公開済み

 Linux向けのWebブラウザベースの管理ツールであるWebminにゼロデイ脆弱性が発見された。

 

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この脆弱性はコーディングミスによるものではなく、ハッカーによってバックドアを入れられたものである。

また、この脆弱性はバージョン1.882~1.921に影響し、一年以上前に入れられたものである。

CVE-2019-15107として公開されている。

 

さらに悪いことにこの脆弱性のエクスプロイトコード (Metasploit) はすでに公開されている。

 

Webmin 1.920 - Remote Code Execution

 

これらはDefconでWebminへ通知せずに脆弱性を公開した事が全ての始まりとなっている。

ただし、実際にこの脆弱性の影響を受けるものは少ない。

デフォルトの設定では有効になっていない設定 (Webmin → Webmin Configuration → Authentication → Password expiry policy) をしている事が条件である。

バージョン1.890のみデフォルトの設定でも脆弱であるという。

 

Hackers Planted Backdoor in Webmin, Popular Utility for Linux/Unix Servers

 

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